土曜日 『1995年以後』 トークイベント IN 南洋堂

土曜日 『1995年以後』 トークイベント IN 南洋堂

<<日時:2月28日(土)20:00-22:00 (19:30開場)

場所:南洋堂書店

テーマ:けんちく書店でけんちくとけんちく書の未来を考える

出演:藤村龍至・伊庭野大輔・松島潤平・刈谷悠三/TEAM ROUNDABOUT

ゲスト:平塚桂(ぽむ企画)

「1995年以後」顕在化した情報化社会の到来は建築家に建築不要論を突きつけ、結果として建築の新たな役割を考察させる契機となりました。ここでは同じく環境の変化を迎えている書店や書籍のあり方を考えることで、新しい書店、書籍、建築の可能性を考えます。」>>


情報環境の開発が進む中、情報発信のメタフィジカル化がすすみ、フィジカルな情報媒体としての書籍の役割についての再検討という議論が進んでいく。ブログに代表されるような「勝手メディア」がバイアスとしているのは、自身の倫理観のみでありそのありかには責任感の希薄さが蔓延している。しかしそのようなメディアは情報環境の発展とともに公共性を獲得していくことになる。
少なくともブログにおいて経済性が発生することはないが、社会性が問われていくことになるだろう。

フィジカル/メタフィジカルの思考を横断してきた歴史を持つ建築的思考の役割が、情報環境系の議論に言語や思考様式を応用していけるのではないかという展望は、今後の展開は非常に見ものである。

内田樹さんの『ためらいの倫理学』などの書籍は、ブログ上で書かれた記事を、編集者が再編成し出版された例である。
この書籍化における意義のようなことか、どうして書籍化が可能であったのかを考えてみると、ひとつは編集者により、ジャンルごとに再編成がされていることだと感じる。外部の介入によってコンテンツがより強化されることがおこっている。
時系列で並ぶ文章の形式に、ジャンルという非時間的な形式をとることにより一連のコンテクストを感じさせる。
もうひとつは、イベント内でも出ていた、物理的に『軽い』書籍が生み出す、ポータビリティなのではないかと考えることができる。
内田さんが『正しい日本のおじさんのありかた』というタイトルが示すように、読者は毎日通勤電車の中で読書をしている、「おじさん」にむけられているのかもしれない。
内田さんの一連の書籍と『1995年以後』の類似点として、両者が、現在進行形でブログを更新しているという点が上げるのではないかと考えられる。
『正しい1995年以後うまれの人のた建築の考え方』と考えてもいいかもしれない。


両者は外部の介入によりカットされた一連の書物は、自己生成され続けるであろう母体をもっている。
そのようにして生まれた書籍が可能にするのは、領域横断的な感性を編集から文章自体にいたるまで浸透させるということなのではないだろうか。

土曜日 『1995年以後』 トークイベント IN 南洋堂
<<日時:2月28日(土)20:00-22:00 (19:30開場)
場所:南洋堂書店

テーマ:けんちく書店でけんちくとけんちく書の未来を考える
出演:藤村龍至・伊庭野大輔・松島潤平・刈谷悠三/TEAM ROUNDABOUT
ゲスト:平塚桂(ぽむ企画)

「1995年以後」顕在化した情報化社会の到来は建築家に建築不要論を突きつけ、結果として建築の新たな役割を考察させる契機となりました。ここでは同じく環境の変化を迎えている書店や書籍のあり方を考えることで、新しい書店、書籍、建築の可能性を考えます。」>

1235905760*土曜日 『1995年以後』 トークイベント IN 南洋堂
<<日時:2月28日(土)20:00-22:00 (19:30開場)
場所:南洋堂書店

テーマ:けんちく書店でけんちくとけんちく書の未来を考える
出演:藤村龍至・伊庭野大輔・松島潤平・刈谷悠三/TEAM ROUNDABOUT
ゲスト:平塚桂(ぽむ企画)

「1995年以後」顕在化した情報化社会の到来は建築家に建築不要論を突きつけ、結果として建築の新たな役割を考察させる契機となりました。ここでは同じく環境の変化を迎えている書店や書籍のあり方を考えることで、新しい書店、書籍、建築の可能性を考えます。」>>