2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『アフターダーク』  村上春樹 著

記憶は燃料である 炎は焼く紙の内容などきにしてはいないカントもグラビアも関係なく燃やしていく 記憶とはそのような燃料である ラブホテルの従業員のコオロギの記憶についてのセリフの大筋はベルグソンの『物質と記憶』におけるイマージュのありかたに照らし合わせて考…

マイクロポップ と 建築

永遠の病弱文系眼鏡少女キャラ(五十嵐太郎氏が命名)松井みどりさんの マイクロポップの概念は、五十嵐太郎氏の以下の文章により、飯島洋一氏の批判と結びつき、五十嵐氏にユニット派の議論を想起させるというみちのりを示している。 松井の問題提起は、筆…

東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)作者: 東浩紀,北田暁大出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/01/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 14人 クリック: 130回この商品を含むブログ (253件) を見る見えがくれする都市―江戸から…

美術手帳 P85 『不定形な現実を映す現代美術』  松井みどり著 より 

現在、私は、「マイクロポップ」の方法に加えて、現代の予測不可能な現実と共鳴する、より流動的な世界認識のモデルに目を向けている。それは、ロバート・スミッソンが、鉱物の変形からヒントを得てつくった「粉砕化」と「堆積化」の概念だ。それは、「ある…

イタリア家族旅行

家族4人そろってツアーでイタリア旅行をしてきました。 見学した都市はローマ ポンペイ ナポリ ベニス ミラノツアー旅行なんぞとおもっていましたが、4ヶ国語を操るガイドさんの知識の豊富さに関心しっぱなしでした。 両親に感謝・ツアーうんざり・やっぱり…

『第14回アート・スタディーズ 』 in 京橋 INAX GINZA

レクチャー&シンポジウム 20世紀日本建築・美術の名品はどこにある? 第14回アート・スタディーズ 1990年〜1999年「ポスト冷戦以後の新世界」 ゲスト講師 【建築】テーマ 《グローバリズムの時代の建築家》 ◇講師 長谷川祐子(東京都現代美術館事業企画課長…

SUMIKA project写真

東京建築コレクション2009 『東京を語る』  二川幸夫 IN代官山ヒルサイド・プラザ

代官山ヒルサイド・プラザへ建築写真家二川幸夫さんの講演会を聞きにいく。『東京を語る』という題目であったが、明治における都市計画が、江戸時代の都市を受け継ぎ保存することをしてこなかった現在の東京の姿は美しくないと酷評。現代の日本の建築家や、…

アイロニー

『君はまだまだぜんぜん使えない、その理由を考えろ。』 陶芸をやっている、二十年うえの先輩の一言。何を!とおもいつつ良くぞいってくれた!と感じる。すくなとも『つかえる』人間にならなければ、つかいやすいも、つかいずらいもない。すごくつかいたい人…

SUMIKA project 〜プリミティブな暮らし〜 講演会 IN 津田ホール

本音の批評が飛び交うエキサイティングな議論だった。藤森&伊藤による、西沢&藤本批評は非常に刺激的であり現代建築批評に通じる議論への展開は、問題を再認識するよい機会となった。藤本氏の批評において、 ・図式的すぎ、かつ図式が内発的に生成されてい…

東大×芸大×東工大 合同講評会 in 東京大学 安田講堂 見学

土曜日 『1995年以後』 トークイベント IN 南洋堂

土曜日 『1995年以後』 トークイベント IN 南洋堂<<日時:2月28日(土)20:00-22:00 (19:30開場)場所:南洋堂書店テーマ:けんちく書店でけんちくとけんちく書の未来を考える出演:藤村龍至・伊庭野大輔・松島潤平・刈谷悠三/TEAM ROUNDABOUTゲスト:平塚…