動物学的庭園

動物園はいつできてどこからやってきたのか。しらべてみると...


初期の動物園は主に王侯が所有し政治的に修好関係を結ぶ、あるいは影響下に置いたり植民地として支配した国・地域から珍しい動物を集めてきた私的な施設であり、メソポタミア地中海世界・中国・インド・アステカなど世界各地で多元発生的に作られた。一般公開された動物園として最も早いのは、フランス革命の後に公開されたパリ動物園(メナジェリー)である(しかし、メナジェリーの施設や展示方式はウィーンのシェーンブルン動物園を真似たものであり、そちらも期間限定的ながらパリよりも先に一般開放された事実があることから、シェーンブルンを世界最古の動物園とする意見もある)。

近代の動物園は単なる見世物ではなく、教育・研究施設としての役割を強くもつべきであると考えられている。つまり、生きた動物を生きたまま収蔵する博物館としての性格が強い。最初の科学的動物園であるロンドン動物園は1828年にロンドン動物学会の研究資料収集施設として創設されたが、その研究費用調達の方途として同年に一般公開された。動物園は英語ではzoological garden(s)(動物学的庭園)というが、これを縮めてzooと呼ぶこともロンドン動物園から始まった。 

現代の動物園では単に動物を研究用に収蔵するあるいは市民の見世物とする事への批判が高まったこともあり、研究面では飼育下での繁殖などを通じて野生個体群における種の保存への還元のための基幹研究施設として市民社会向けには単なる珍獣の見世物ではなく、動物の生態をより高度に学ぶことができる生涯教育施設としての充実が求められている。

(『wikipedia』より引用)



動物の生態をより高度に学べるような生涯教育施設としての充実?
研究用の収蔵や見世物とすることへ批判している人たちはそんなことをもとめているのだろうか?
そもそもその批判自体ものすごくきなくさい。

都市に無政府状態でいたいとうたったピストルズと同じ。

ぼくたちはそのようにして(檻にとじこめて・見世物にして・研究して)いきてきた。というかいきている。
そういったことからのがれることはできない。

それでも動物園を批判したくなる気持ちはすごくわかる。
もちろん動物たちの現象学はあるのだろうけど(だれもしらない)柵のむこうは、種類ごとに広さはちがうものの、とっても居心地が悪そうで、こっちまでつらくなってくる。
感傷的すぎるかもしれないが、感傷的思いを喚起する場所であることが、のぞましい場所であるとは思えないし、そうあリ続けることが理想的とは考えることができない。