ゼミ#3 『ルイス・カーン建築論集』 第二章 読書会 から考える

原初を愛する


あくまでメモ
「から考える」なのでたくさんの雑音入り


・認識するということにおいては、現在・過去・未来は「現存」である。

いいかえると過去・現在・未来をそれぞれ認識するときに、それらは「現存」という言葉でくくることができる。
過去・未来は現在とおなじように、認識したときに「現存」する。

・インスピレーション 根源的な欲求

原始人の掃除と(掃除していたかはさだかではない)、現代人のランニングとが、実は同じインスピレーション(根源的な欲求)から人をその行為にみちびいているかもしれない。  とおもいっきり空振りすることができるような論理の打席。

・インスピレーションという現在・過去・未来の共通した次元において、行動は現存において認識される。




むかしむかしあるところにあった喜び

むかしむかしあるところに、大きな声では言えないが、人は不便さに(現代人が感じている不便さに)喜びを感じていた、あらたな機械がひとつうまれるたびに、喜びがまるで不快なもののように「不便」と名づけられた。

ほんとうに知恵のある人は、「古臭い」といわれ、あたかも知恵のある人は「最先端だ」とヘラヘラする。

「便利さ」は、「不便」という名に喜びを隠し、不感症を養成する。

しかし不感症養成所では、「ヨロコビ」という言葉を教わる。とてもすばらしい言葉らしい。