「クラウド・コンピューティング」「高校の同級生」「吉祥寺」

すっかり大人になった、大学の友達と某大手IT企業に就職した高校の同級生と会う。
ゆっくり話すのは四年ぶり。ふたりともパソコンを自作した経験をもつ、機械音痴のぼくにとってはキテレツ的存在。

づっと気になっていたけど、なんなのかよくわからなかった「クラウド・コンピューティング」について二人のキテレツにレクチャーしてもらう。

一般的にパソコンのCPUは、ふつうに使っている場合ほとんどその機能の20%くらいしかつかっていないそう。
その残りのCPUをつかって、巨大なデータ解析などをを細かく分担して、それぞれのパソコンで分担されたデータの解析を行うことによって、そのようなシステムをつかうことによって、初期投資の負担を軽減することができ、そのようなありかた(?)を「クラウド・コンピューティング」というそう。

うーん


「グリッドや仮想化によって相互に接続され、複数のコンピュータが一体化・抽象化した分散・並列型の巨大ネットワークを構築するイメージで語られることが多い。」情報マネジメント用語事典


「ITの所有から利用へ」ということが、クラウドコンピューティングの本質。自動車や不動産は中古でも、再販価値があるが、ITの場合、ハードもソフトもほとんど再販価値はない。今後、電力や水や公共交通機関や金融システムなどと同様に、ITは、社会基盤のひとつになり、そこに企業の競争力・差異化を求めるのは古いという概念が浸透してきている。今後、さらにコモデティー化が進み、その道具をどのように効率的、効果的に使うかという知恵が経営に重要であって、時間をかけて開発し所有することの差別化・価値は、急速に減少してきている。「クラウド化する世界」(ニコラス・カー ハーバード・ビジネス・レビュー 主席編集者)


クラウド(cloud)とは雲を意味する英単語である。インターネットを図で表すときに,雲のイメージを使うことがよくある。インターネット上で通信パケットをやりとりする際には,いくつかのサーバーやネットワーク機器の間をバケツ・リレー形式で経由しながら相手に届く。その際に,パケットがどのような経路を通っているかを意識したり制御したりすることは難しいため,中が見えない“雲”で表現する。クラウド・コンピューティングでは,ユーザーが実行したい処理を,このインターネットに任せるイメージになる。言ってみれば,雲の形をした召使に頼めば,いろいろな処理をしてくれるようなものである」
「グリッド・コンピューティングは,多数のコンピュータを連携させて,あたかも1台の大きなコンピュータのように見せる技術である。」日経ネットワーク IT用語辞典



かなり大雑把に、ブタゴリラの僕がキテレツたちの言っている「クラウドコンピューティング」を考えると、、、、
「道具」をどのように効率的、効果的に使うかという知恵をだしあって、いい「道具」をもっている人に、所有することよりもみんなに利用してもらうほうがいいなっと思えるような、ブタゴリラの僕を納得させるようなすごくいい知恵が見つけようじゃないかという企てのことを言っているのだろう。

「どんな雲も裏は銀色に光っている  じゃないか」 と。


うーん