『ELEPHANT MAN』

「media」 medium の複数形 「中間媒体」 

「Don’t Trust Over 30」
mod’s in UK

「孤独と不安を感じさせる壁、あるいは境界を抜けることができれば、別の人間になることもできる。僕は自分の小説で、そうしたことが起こるのを目指しています」
「偽のレンガで、真実の壁を築く」
村上春樹60歳 インタヴュー 

「Trust Over 30」
kisouchi


僕の読んだ、ペンギンブックスの『elephant man』Tim vicary著 はジョゼフ・メリックという青年をモデルに書かれたそうで、僕はまずおどろく。


ジョゼフ・メリックという青年に関する正しい知識がないので、だいぶ簡略化された英文のペンギンブックスの『elephant man』Tim vicary著をもとに、考えた事。4点。


そして、これは『elefhant man』に対する、
だいぶあいまいな記憶という編集者と、Tim vicaryという作家の名を、どうやってカタカナ表記したらいいかもわからないくらいポンコツな英語の知識の印刷所アルバイトと、自習室が好きな図書司書の三角関係を保持したままの駆け落ち主義的考察である。


・醜悪な容姿はエレファントマンの幸福にどれくらい関与したか?
・この物語に唐突に出てくるメディア『TIME』誌
見世物小屋→刑務所→病院→カントリーハウス というエレファントマンの人生により結ばれる建築プログラムの変遷。
・27歳まで見世物小屋で働き、その後亡くなる31歳までの4年間、病院・カントリーハウスで暮らす。

ということを真面目に考えようと思っていたが、眠気というNASA安眠枕開発部部長をここに加え、4角関係保持駆け落ち主義的考察にシフトする。



メリック
「それで君は、『TIME』誌を手にとったわけだ。」




ジョセフ
「あっと。えーと。そう、表紙が「twitter」だったので。何の気なしに。それが、読んでみると何やらすごいことになってるらしいんですよ。「twtter」。でもそれが、どうすごいのか、なぜ必要なのか僕にはさっぱりわからなくて。乳母車にハンドルが付いてるのと、同じくらい。わからない。毎日のように図書館の談話室で、頭の悪そうな二人組みがエイエン議論していて、最後に片方が「結局、歴史が淘汰していくんだよな」って言って、二人して沈思黙考してるんだけど。そういうものかしら。「twitter」。」






メリック
「・・・・んー。 よくわからない。それと『elephant man』と何が関係してるの?」
           






ジョセフ
「あっと。えーと。『elephant man』における、『TIME』誌は、医師の募金の呼びかけという投書を掲載することによってエレファントマンを希望に導いた、とおもうんです。もちろん内容や、募金に協力した人、エレファントマンの最初の見世物小屋からの脱走と いう点も考えるべきですが。当時のマス・メディアであった『TIME』誌が、エレファントマンの醜悪な容姿を希望に導く要素に変えたと。僕は「twitter」に関する知識が、沈思黙考にたどり着くまでもなく、皆無に等しいわけですが、もしもそれが新しいメディアのあり方なのであれば、『elephant man』における、『TIME』誌のような、強靭さで、人間の醜悪なものを、絶望のレールから、希望のレールに変換する力を期待しているんです。」




メリック
「単純化が過ぎる。」