Expect 語源 (何かを求めて)外を(ex)見る(spect) (〜がくるのを(起こるのを)待つ/期待する/予想する) EX-word オデッセアとも呼ばれるこの記録を感覚することが直感である。学ぶことはこの記録を追想することである 岩の記録は岩の中にあります。 …

5/17 『+/−』 池田亮司 個展 現代美術館 ・ 『トニー滝谷』 市川準 監督 村上春樹 原作

『+/−』 池田亮司 個展 現代美術館 像を掴めないような、映像と音で、巨大な展示空間が、ガラリと変わる。製作プロセス・手の内を見せられているよう、すべてがあからさまに表層に現れているかのようでも、深さを感じる。 ヤノベケンジさんの『トラやん』は…

「kisouchiし直すこと」・「 zoologicalに考える」・「村上春樹のエッセイ」

「kisouchiし直すこと」 きづいたら4ヶ月間ブログを3日に一回くらいのペースで更新している、僕にしては珍しいくらいつづいている。 webネアンデルタール人くらいには進化した。 やれやれ(村上春樹風)読書録だったはずが、実は月に六冊くらいしか読んだり…

「アクリルケースのホコリとり」「ホコリ鳥」  ゼミから考える

誰もやりたがらないけど誰かがやらないとあとで他の人たちが困るような仕事を、特別な対価や賞賛を期待せず、黙って引き受けること。(『村上春樹 ノーベル文学賞受賞のヴァーチャル祝辞』内田樹) 「センチネル」 人間的世界がカオスの渦に呑み込まれないよ…

『黒手帳に頬紅を』  作・演出 唐十郎  IN紅テント 花園神社

新宿の花園神社へ、唐組の演劇を見学しにいく。 神社の境内に、巨大な紅テントが張られ一気に60年代にタイムスリップしたような気分になる。 かっこいい! お客さんは、若者、親子づれ、カップル、おばちゃん、おじさん、ヒゲをたっぷりとはやしたおじいさ…

「クラウド・コンピューティング」「高校の同級生」「吉祥寺」

すっかり大人になった、大学の友達と某大手IT企業に就職した高校の同級生と会う。 ゆっくり話すのは四年ぶり。ふたりともパソコンを自作した経験をもつ、機械音痴のぼくにとってはキテレツ的存在。づっと気になっていたけど、なんなのかよくわからなかった「…

『谷川俊太郎の33の質問』 谷川俊太郎 著    から考える。

谷川俊太郎の33の質問 (ちくま文庫)作者: 谷川俊太郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1986/03メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 114回この商品を含むブログ (35件) を見る中学の同級生と久しぶりに会って、すっかり大人になったみんなとお酒を飲んで、た…

『村上春樹にご用心』 内田樹 著  覚え書き

気分転換にと思って、読み始め、読み終わったと思ったら、あっという間にこんな時間に。 さすが「目から鱗」の文章を書く内田さんが、村上春樹を語ると一味もニ味も違う。 批評にたいする批評(地獄?)はユーモアにあふれているし、的確。「世界で評価され…

yutubism   「かもめ児童合唱団」

詩的な言葉をコドモが歌うとどうして、こんなにも美しく聞こえるのだろうか? それがむつかしい言葉であればあるほど、言葉は、作詞家からも、歌い手からも、聴衆からもはなれて、宙に舞う。 聞き手が、ばらばらになった単語を、コード化しようとするのをな…

リーベ英雄 先生

せっかくなので、文系の授業を受けてみようと市ヶ谷キャンパスへ。 哲学の授業をうけたかったが、もうおわっていたので、文化言語学という授業を受けることに。 担当がリーベ英雄っと書いてあってなんか見たことある字だなと思い。授業を受ける。 時間の少し…

『東京奇譚集』 村上春樹 著

エッセイで書いてもても、座談会ではなしても、反応がいまいちだったという話から始まる短編集。 たしかに冒頭で語られる話は、村上さん!イマイチ。(笑) すいません、でもそんなところに親近感すら感じてしまいます。 イスラエルでの授賞式のあのスピーチ…

ゼミ#3 『ルイス・カーン建築論集』 第二章 読書会 から考える

原初を愛する あくまでメモ 「から考える」なのでたくさんの雑音入り ・認識するということにおいては、現在・過去・未来は「現存」である。いいかえると過去・現在・未来をそれぞれ認識するときに、それらは「現存」という言葉でくくることができる。 過去…

『everybodyeverything』 ウィスット・ポンニミット

ウィスット・ポンニミット。タイ出身のマンガ家(タイで初のマンガ家)。 一年くらい前にかってから何度も読んで、よむたびに泣けます。 胃がよわっているときの、おかゆです。 自分が涙もろいのではなくて、登場人物たちの人柄や感情がきちんと描かれている…

*1240749456*mixi とうとうmixiをはじめてしまいました。(というかはじめざる得なくなりました)遅日本最大(?)のSNSサイトはありとあらゆる知り合いが利用していることに驚きました。 今年はこのブログもことしからはじめたので、ブログやSNSサイトとい…

台場公園 (第三台場)見学

ということで台場公園を見学 黒船来航にそなえきずかれた台場。 石垣や、遺跡のような、台場跡や陣屋跡は昭和2年の復元だそう。 しかし、ながい時間をすぎることによって、モルタルがはげレンガがむき出しになり遺跡のようなたたづまいを示している。 陣屋…

埋立地がおもしろい

『夢の島』「埋立地」という言葉を使うとき確かに無意識に「夢の島」を浮かべていた。 以下ウィキペディアより転載・歴史「戦前の1939年、東京湾に飛行場建設のために埋め立てられ始めたのが始まり。飛行場が完成することなく2年後の1941年には資材不足で工…

『日常的実践のポイエティーク』 第三部 空間の実践  第7章 都

操作概念? ユートピア的、都市計画的なディスクールによって創設される「都市」は、3つの操作可能性によって規定されている。(1)ある固有な空間の生産。合理的組織化をはかることによって、この空間を脅かすおそれのあるありとあらゆる物理的ないし政治…

動物学的庭園

動物園はいつできてどこからやってきたのか。しらべてみると... 初期の動物園は主に王侯が所有し政治的に修好関係を結ぶ、あるいは影響下に置いたり植民地として支配した国・地域から珍しい動物を集めてきた私的な施設であり、メソポタミアや地中海世界・中…

tama zoological park

『ルイスカーン建築論集』  新学期始動

今日はゼミの第一回目。 ゼミの読書会はSD選書『ルイスカーン建築論集』、レジェメ作りの会議。十章を十人でひとり一章づつ分担。僕は第一章目だけをよんで、今日のゼミに参加。 勉強不足でほとんどカーンのことは知らずにいたが、教授の説明にものすごくひ…

『日常的実践のポイエティーク』覚えがき

なにか別のものに移行するありかた- 「メタファーとは、あるものにたいして、本来は別のものを指す名を転用することである。」 (アリストテレス『詩学』1457) フロイトが観察したのは、生後十八ヶ月になる男の子の遊びだが、その男の子は、糸巻きを遠…

群馬

免許を取るためここ数日群馬にきている。 山々にかこまれ、(来たころは、まだ山頂には、少し雪がかぶっていたのも、もうだいぶとけた)利根川から町中に用水路が張り巡らされ、ちょろちょろと流れる水の音が心地よい、その周りには黄色い花をつけた草が生い…

マイクロポップとフィリピン植民地時代 『日常的実践のポイエティーク』から考えたこと

『日常的実践のポイエティーク』を読んでいて、昨年いったフィリピンのことを思い出した。フィリピンは、スペイン アメリカ 日本と三度も植民地化を経験している。その影響は現在もなお社会経済的空間の中にも、ユートピア的空間の中にも残り続けている。ス…

『アフターダーク』  村上春樹 著

記憶は燃料である 炎は焼く紙の内容などきにしてはいないカントもグラビアも関係なく燃やしていく 記憶とはそのような燃料である ラブホテルの従業員のコオロギの記憶についてのセリフの大筋はベルグソンの『物質と記憶』におけるイマージュのありかたに照らし合わせて考…

マイクロポップ と 建築

永遠の病弱文系眼鏡少女キャラ(五十嵐太郎氏が命名)松井みどりさんの マイクロポップの概念は、五十嵐太郎氏の以下の文章により、飯島洋一氏の批判と結びつき、五十嵐氏にユニット派の議論を想起させるというみちのりを示している。 松井の問題提起は、筆…

東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)作者: 東浩紀,北田暁大出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/01/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 14人 クリック: 130回この商品を含むブログ (253件) を見る見えがくれする都市―江戸から…

美術手帳 P85 『不定形な現実を映す現代美術』  松井みどり著 より 

現在、私は、「マイクロポップ」の方法に加えて、現代の予測不可能な現実と共鳴する、より流動的な世界認識のモデルに目を向けている。それは、ロバート・スミッソンが、鉱物の変形からヒントを得てつくった「粉砕化」と「堆積化」の概念だ。それは、「ある…

イタリア家族旅行

家族4人そろってツアーでイタリア旅行をしてきました。 見学した都市はローマ ポンペイ ナポリ ベニス ミラノツアー旅行なんぞとおもっていましたが、4ヶ国語を操るガイドさんの知識の豊富さに関心しっぱなしでした。 両親に感謝・ツアーうんざり・やっぱり…

『第14回アート・スタディーズ 』 in 京橋 INAX GINZA

レクチャー&シンポジウム 20世紀日本建築・美術の名品はどこにある? 第14回アート・スタディーズ 1990年〜1999年「ポスト冷戦以後の新世界」 ゲスト講師 【建築】テーマ 《グローバリズムの時代の建築家》 ◇講師 長谷川祐子(東京都現代美術館事業企画課長…

SUMIKA project写真